ジーニアスで働くということ。
ジーニアスで働く、経験のまったく違うさまざまな社員たちが、どのような意識で仕事に臨み、ステップアップに取り組んでいるのか。インタビューからリアルな姿を紐解き、ジーニアスで働くこととはどういうことなのかをお見せします。また、募集要項と社内ステップアップの具体的な仕組みについてもご紹介いたします。
中途入社、経験者の社員の場合
ジーニアスでの業務について聞かせてください。
銀行リスク管理システムの要件定義・設計・銀行ALM管理システムの設計などを行っています。
金融デリバティブに関するシステム構築というのは、システムに関する理解だけではなく、金融工学などの知識も必要となるのが特殊な部分ですね。また、お金に関するシステムなのでシビアですし、セキュリティもとても厳しいので緊張感があります。
印象に残っているプロジェクトはありますか?
入社してから2年間やっていた大きなプロジェクトが終わったあとに担当した、少し小さめなんですが、しっかりと納得した形でエンドまで持っていけたプロジェクトが印象に残っていますね。
規模が小さい分連帯感が強かったですし、自分の中では「終わりがしっかりと見えている」ということがとても重要だというのが解りました。初めて強い達成感を味わえたので、よく覚えています。
研修について聞かせてください。
1~2ヶ月間社長がマンツーマンで付いてくれました。とは言っても、1日中付きっきりなわけではなくて、朝指示を受けて、夕方その成果をチェックしてもらうという形で。想像とは違う視点から答えをくれるので、とても刺激を受けました。
STEPについては、個人的にはあまり意識していないのですが、社長の中では「今はここ」というのが明確にあるんじゃないかな、というのは感じます。
仕事上のモットーや座右の銘はありますか?
ソクラテスの「無知の知」という言葉が好きで、それを意識しています。
知らないことを知っているという前提がないと、いろいろなことに興味が持てなくなってしまうので。仕事に関係することはもちろん、関係のないムダ知識でも、とにかくなんでも覚えておこうと思っています。何にでも興味を持って接するのが大切なことだと考えています。
労働環境はいかがですか?
トラブルが起きないかぎりは、基本的に早く帰れていますね。土日もしっかりと休めていると思います。
ここ最近で土日に出勤した記憶というと、自社のサーバーを社長といじった日くらいです。非常に勉強になったので、逆に授業料を払わなきゃいけないんじゃないかと思ったくらいで(笑)。その日はとても充実していました。環境はとても良いですし、ストレスなく働けています。
他業種から転職してきた社員の場合
ジーニアスでの業務について聞かせてください。
JAVA開発、ロイターコンサルティング、性能設計チーム、MAIL配信システム企画、MBSシステム、サービッサ管理システムなどを担当してきました。
金融系の分野だと、持ち帰って仕事をするということはほとんどないので、自社の事務所ではなく出先で作業していることが多いですね。仕様に納得できるよう意見が言いやすい良いチームに加わることが多く、のびのびと仕事ができています。
印象に残っているプロジェクトはありますか?
たくさんありすぎて、ひとつと言われるとなかなか難しいですが(笑)。
特殊なパターンとして記憶に残っているのは、金融関係のiアプリやスマホアプリを開発するプロジェクトですね。ユーザーが喜んでいるのが実感できるのは嬉しかったです。金融関係のアプリなので評価はシビアで、厳しい意見も多かったりはしたんですが、障害もなく、皆が問題なく取引できているというのがこの上ない幸せでしたね。
研修について聞かせてください。
STEPについてはあまり意識したことはないですが、自分ができると思っているより大きな仕事を与えられるが、だからと言って不可能な仕事をふられることはなくて。そんな絶妙なバランスで次々と仕事が舞い込んでくるので、自然とレベルアップできているのかもしれないですね。
やっている最中に、ためになっているとか、成長しているとか実感しているわけではないですが、気が付くと実力がついている。ただ、ひとまずやろうと自分から飛び込む気持ちがないと、辛いかもしれないですね。
仕事上のモットーや座右の銘はありますか?
何ごとも「計画ありき」ということですね。これは、自分を律する意味も込めて。
性格的には、思いついたことはすぐに実行したくなるタイプなので、仕事上は特に意識するようにしています。何か行動を起こす前は必ず計画をたてる。何かトラブルがあった時も、まず一拍置いて、深呼吸をして、計画を練り直す。とにかくやみくもにやるっていうことだけはしないつもりでいます。
労働環境はいかがですか?
最初から残業が予定されているようなスケジュールのプロジェクトはないですし、残業が推奨されていないので、基本的にはホワイトな感じです。
トラブルが起きた場合には対応せざるを得ないですが、その点に関しては当たり前だと思っているのでストレスもないですね。また、人を見て仕事が与えられるというか、自分に合う仕事を担当させてもらえるし、何事にも考える場と時間がもらえるので、やりたいことができる環境だと思います。
新卒で入社した社員の場合
ジーニアスでの業務について聞かせてください。
LIMS開発・外資生命保険デリバティブ管理システム、大手信託銀行デリバティブ管理システムなどを担当してきました。
入社後2年間くらいはジーニアスの事務所で作業していることが多く、しばらくはDBのSQLチューニングを主にこなしていました。最近は金融デリバティブのシステム設計・開発をしていますが、答えがない分野なので難しい分、やりがいがあります。
印象に残っているプロジェクトはありますか?
やはり、いちばん最初に参加したプロジェクトの印象が強いですね。1年くらいかけてSQLチューニングを行っていて、最初のころは何度も失敗を繰り返していました。
そのプロジェクトの最後、本番がうまくいった時、今まで試行錯誤していたことが報われたんだなというのが強く感じられました。その時の達成感は忘れられないですね。
研修について聞かせてください。
新卒でジーニアスに入ったのですが、入社1ヶ月前くらいに本を渡されて、分からないことがあれば聞くように言われました。実際に入社してからは、社長がマンツーマンで付いてくれて、基礎を叩きこまれました。
少しすると実際のプロジェクトに参加しながら学習していく形になり、試行錯誤しながら作業し、チェックを受けて改善していく作業を繰り返しました。トライ&エラーの繰り返しによって、しっかりとした技術が身に付いたと思います。
仕事上のモットーや座右の銘はありますか?
「七転び八起き」ですね。実際のプロジェクトの中で仕事を覚えていくという環境だと、順調に直線的に伸びていくっていうことはないんですね。私の場合は特に、最初のころはかなり苦労することが多くて。
ただ、その時は駄目でも、諦めずに継続して努力するということがとても大事なんだなと実感しました。少しずつでも吸収してやろうという気持ちで仕事に臨んでいます。
労働環境はいかがですか?
恵まれていると思います。いろいろと吸収しやすい環境ですし、労働時間も基本的にはそんなに長くない。しっかりフォローしてもらえるので、安心して失敗できる。転んでも大丈夫な環境なのがありがたいですね。
金融デリバティブ関係の仕事に関わるようになってからはまだ1年くらいですが、新たな分野で、いろいろと考えながら仕事をするのはやりがいがありますね。
さまざまな業種を経験してきた社員の場合
ジーニアスでの業務について聞かせてください。
生保会社本支店間システム、銀行ALMシステム、信託銀行デリバティブ管理システムなどに携わってきました。
入社当初は社長の補佐として現場に入り、その後、いくつかの現場を経てマネジメントを担当するようになりました。現在は、官公庁金融系システムのプロジェクト・マネジメントをしています。
印象に残っているプロジェクトはありますか?
入社当時、社長にどの分野をやりたいか聞かれたのですが、絞ってしまうのがもったいなく感じられて「何でも全部やってみたい」と答えたんです。おそらくそれがきっかけだと思うのですが、あるシステム統合プロジェクトの、かなり専門的な基盤チームに放り込まれまして……。何の経験・知識もないまま素人が紛れ込んだようなもので、チームにも随分と迷惑をかけてしまいました。
ただ、給料をいただいている以上、やれることをやるのは当たり前ですから、当時の自分にできることは何でもやり、自身がパニックになりやすい性格であることを客観視した上で、冷静に仕事を進めるように努めました。結果、いつの間にか周りから信用・信頼してもらえるようになり、「うちに来ないか?」と他社からスカウトまで(笑)。
嬉しかったですね……。初めて手応えを感じた、忘れられないプロジェクトです。
研修について聞かせてください。
他社も経験している中途入社組として感じるのは、「目的」と「形式」が他社と異なりますね。
研修の多くは、必要最低限の知識と共通の思考を与え、人財の質向上と均質化を狙ったものだと思います。表現の仕方は悪いですが、真っ白のキャンバスを自社色に染めようというか。このため、「自分」個人に対するものでなく「新卒」全員に対するものと感じ、人によっては画一的・儀式的に見えることもあると思うんです。
ジーニアスは、少人数であることを活かし、入社した人の特徴・特長に合わせた研修を行ないます。会議室に籠もって何かを教え込むことなどなく、現場で先輩社員や社長の補佐をしながら学んでもらいます。
また、知識は自助努力で身に付けるのが基本。知恵を総動員しながら、どうすれば効率的に仕事を進められるか、自分に何ができるかを追求する必要があります。
求められるのは、人としての良識と仕事に対する真摯さ、そして向上心ですね。
仕事上のモットーや座右の銘はありますか?
「死なへん、死なへん」です(笑)。
新卒入社した会社で、先輩社員から教えてもらいました。意訳すれば、「死ぬ以上に大変な問題なんてない」ですかね。最初はあまりピンときませんでしたが、社会人経験を積むにつれ、腹に落ちてきました。
緊張する場面では、頭で繰り返し唱えています。
労働環境はいかがですか?
小さな会社ですが、もちろん福利厚生は整っています。労働時間などの現場環境については、ジーニアスは長時間労働を否定しています。
ただし、プロジェクトの状況に応じて頑張るべき場面はあります。理想に拘泥して現実を無視したのでは、立ちゆきませんから。また、心身に支障をきたさないレベルで、という前提を置きつつ、本人が望む場合も見守ることはあります。これを理解するには、少し説明が必要かも知れません。
本人にとっての「幸せ」はライフ・ステージによって変化していく。
新卒のころは、仕事に没頭して1日でも早く一人前になりたい。
30歳に近づくと余裕持って、プライベートをより充実させたくなるかも知れない。
結婚して子供ができると、家庭を優先したくなる。
ジーニアスは、それぞれのステージによって何が幸せか(何を優先したいか)が変わり、変わることを理解した上で、その幸せを実現できるよう尽力し、柔軟に対応してくれます。
実例として、子供の送り迎えが必要な社員については、配属先プロジェクトに定時退勤を条件として提示してくれていますし、それが守られています。
ジーニアスは、社長の直下に社員がいる「フラットな組織」ですから風通しは抜群です。
不満があれば、社長に直接言えばいいんです! ちゃんと向き合ってくれますよ。
他業種から転職してきた社員の場合02
ジーニアスでの業務について聞かせてください。
証券会社に常駐してコンサルを行っています。デリバティブ管理システムを開発しているベンダーにアドバイスするとともに、海外取引所のマーケットデータに関するコンサルもやっています。
常駐している証券会社さんが中堅の会社さんで、あまり海外とのやり取りに慣れていないのと、海外の証券取引所のルールや慣習が分からないということがあって、それに関することはなんでもやりますっていう感じですね。
印象に残っているプロジェクトはありますか?
現在担当しているのが初めて参加したプロジェクトなので、今のプロジェクトになりますね。
海外の企業は日本の企業と比べて突然無謀な要求をしてくることがあって。締め切りまで1カ月を切ったところで、いきなり大規模な変更をしますよというお知らせがきたり。その対処が大変ですね。また、海外取引所のマーケットデータは現在進行形で制度が変わっているところなので、やるたびに新しいことが出てきます。前例がないことなので、いかにミスをしないで進めていくか、毎回緊張感と戦っています。その分、やりとげたときの達成感は大きいです。
研修について聞かせてください。
入社が決まってから入社するまでの期間が長かったこともあり、まずは指定されたテキストを使って勉強しつつ、分からないことがあれば聞くという形でやっていました。入社後は、すぐに実際のプロジェクトに参加して、社長や先輩にアドバイスをいただきつつ仕事の精度をあげていく作業を行いました。最初の2週間くらいは社長がつきっきりで指導してくれました。
コンサルに関する部分については、私が証券会社出身であることもあって土台はあったんですけど、完璧ではないので業務を進めながら都度社長に相談してブラッシュアップしていく感じです。
仕事上のモットーや座右の銘はありますか?
あまり考えたことがなかったのですが、今の会社に入って思うようになったのは「常識にとらわれてはいけない」ということですね。
既存の考え方にこだわって仕事をしてしまうと、必ずといっていいほど壁にぶつかるので、考え方を変えて柔軟にやることが大切なのだと考えています。
労働環境はいかがですか?
風通しが非常に良いと感じています。組織体制的にフラットでやろうというのがジーニアスの方針で。役職とかもないですし。社長との距離が近いので、労働環境とか、それ以外でもこういう悩みがありますとか、こういうふうに困っていますというのを直接伝えると、すぐに改善してくれます。
社長が大きい枠組みだけを持っていて、あとは社員がやりたいようにやらせてもらえる、とても自由な会社だと思います。